本記事はコラムです。公開日:2023年1月1日
更新日:2024年1月2日
はじめに
近年、狩猟免許が無くても狩猟を体験できる「自由猟」や害鳥獣駆除用にスリングショットを購入される方が増えています。
スリングショットの発展形であるスリングライフルは、さらに高い威力と精度で獲物を狙うことが出来る道具としてとても有効です。
免許や狩猟税が必要となる空気銃や装薬銃に比べて始めやすく維持も容易なため、狩猟を手軽に体験できるという声も上がっています。
では、数あるスリングライフルからどの機種を選べばいいのでしょうか。
本ページではスリングライフルの選び方とともに、2023年最新版スリングライフル・スリングショットの性能比較、そしてラインナップとそれぞれのおすすめポイントをご紹介します。
注目したいスリングライフルの選び方3点
・威力、精度、射程などの射撃性能
射撃性能は猟果に直結するため、スリングライフルを選ぶ上で主軸となるポイントです。獲物を仕留める威力、命中させる精度、有効な射程距離の3点をチェックしましょう。
威力は主にJ(ジュール)という単位で表されることが多く、数値が高いほど獲物に与えられるダメージが大きいことを示しています。ゴムを使用するスリングライフルやスリングショットは気温が低いと威力が低下します。狩猟期間は11月~2月頃(地域によって異なる場合あり)と冬がメインになるため、低温性能も重要です。
精度は猟果に直結する非常に重要なポイントです。ターゲットの弱点(頭部~頸部)を狙える精度があると安心です。
フィールドでは、ターゲットまでの距離は20m以上がメインとなります。最大射程では40mほどあると安心でしょう。・安全性と信頼性
スリングライフルは扱い方を間違えると重大な事故に繋がる道具です。弾をガイドするレールや装填機構など、不慮の事故を防ぐ機構や構造が採用されたものであれば安心して狩猟に集中することができます。
同時に、野外でハードに使用するにはトラブルや過酷な環境に耐える信頼性も欠かせません。砂塵や泥の多い場所、藪漕ぎ、冬の寒さなど様々な環境を想定したものを選ぶべきでしょう。・狩猟の快適性に直結する操作性
グリップの形状設計、トリガープルの繊細な設定、全体の長さ、重量と重心設計、レバーや着脱マガジンなど様々な要素が操作性に影響します。中には精密射撃に適した仕様など射撃性能に直結するものもあります。
軽量コンパクトなどの扱いやすさ、そして精密な射撃ができるトリガーメカニズムは猟果を左右します。給弾機構や着脱マガジンは快適なハンティングをサポートしてくれるでしょう。
最新スリングライフルの性能・機能比較
製品 | 最大初速 | 最大威力(J) | 精度(20m) | 最大射程 | 安全機能 | 信頼性 | その他仕様 |
GOMRIFLE.com™ SSR-LCT-22 | 95m/s | 31J | 約18mm | 47m | レール式 レバー給弾
| ◎ | DST2 重量2.0kg 近重心設計 曲線グリップ |
GOMRIFLE.com™ SSR-CW-22/22C | 95m/s | 31J | 約18mm | 47m | レール式
| ◎ | DST2 重量2.0kg 近重心設計
|
GOMRIFLE.com™ SSR-LCP-20R | 82m/s | 23J | 約45mm | 40m | レール式 レバー給弾 | 〇 | DST1 重量2.2kg 独立グリップ |
画面外の表は横スクロールしてご覧いただけます>>
※9mmタングステン球形弾(TAB-9)使用時
※DST1・DST2はそれぞれダブルステージトリガーの搭載とそのバージョンを示します。
※数値はおおよその値となります。詳しくは各製品ページをご覧ください。
※信頼性はフィールドテスターによる評価です。ご参考までにお願いいたします。
※精度はCTC法(5発の射撃で最も遠い弾痕の中央間隔)を利用して測定したものです。射手による誤差が含まれます。
1. GOMRIFLE.com™ ターポン型 SSR-LCT-22
GOMRIFLE.com™最新のフラッグシップモデルです。射撃性能はトップクラスである上、着脱マガジン・レバー給弾方式・多機能な機関部・ストックの形状設計・折り畳み式のアブミなど快適に狩猟をするための仕様が各所に採用され、高価格帯でありながら高い人気を誇っています。レバーなどの給弾機構をもつ後装式としてはベストセラーのモデルです。
■おすすめポイント
・多機能、高性能、高信頼を追求した最新のフラッグシップモデル
・レバー給弾、機関部、セミピストルグリップストック(曲線グリップ)など快適な狩猟をサポートする機能を多く搭載している
・丈夫で美しい、無垢一本材削り出しウッドストック
>製品ページを見る
2. GOMRIFLE.com™ ラス型 SSR-CW-22 / SSR-CW-22C威力・射程・精度はそのままに、シンプルな設計でコストを抑えたベーシックモデルです。
部品点数が少なく猟場での信頼性が高いところが強み。コストパフォーマンスでスリングライフルを選ぶのであれば、この製品がおすすめです。
■おすすめポイント
・伝統あるシンプルな単発前装式「ラス型」の最新モデル
・高コストパフォーマンスで使いやすく壊れにくい、初心者にも上級者にもおすすめのモデル
・高価格帯に引けを取らない射撃性能
3. GOMRIFLE.com™ ポンパノ型 SSR-LCP-20R
独立ピストルグリップと着脱式マガジンを搭載したタクティカルなデザインが特徴のハイエンドモデルです。アイアンサイトを標準搭載しているため、精密機器であるスコープを付けなくても運用することができます。近代的なデザインが好みの方にもおすすめできる製品です。
20年式のため製造は終了していますが、2023年の後継開発が期待されています。
■おすすめポイント
・射撃時の快適性が高い独立ピストルグリップを採用
・薄暗い環境や衝撃などのトラブルに強いアイアンサイト・近代的でタクティカルなデザイン
4. オーダーメイドスリングライフル
上記のどれでもない、新しいスリングライフルが欲しい!という方に残されたオプションはオーダーメイドです。
GOMRIFLE.com™のオーダーメイドではお客様の使用環境に合わせて特別仕様のスリングライフルをお作りしております。
■おすすめポイント
・環境や状況にマッチしたスリングライフルを設計できる
・1点モノのスリングライフルを注文できる
>お問い合わせはこちらから
本ページでは現在ラインナップされている最新の狩猟用スリングライフルをまとめてみました。ぜひ、ご自身に合った愛銃探しにお役立てください。
今年の猟期はライフルケースに狩猟用ゴム銃を入れて、ハンティングに出かけてみてはいかがでしょうか。