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本記事はコラムです。
1月のある休日の昼下がり、ふと思い立ち鴨猟に出かけることにしました。
気軽に狩猟へ行けるのが、ゴムライフルの強み。身近な自然環境が猟場へと変わります。
バッグにライフルを入れ、トランクに積み込んでいざ出猟。
とはいえ、ふらっと出かけて猟果を上げられるほど、ゴム銃での狩猟は簡単ではありません。
所持許可が不要な代わり、射程距離は空気銃や散弾銃に比べてかなり短く、重い弾はドロップも激しいので、確実に獲るには30m以内には近づきたいところです。
何箇所か回ったものの、猟期後半の鴨たちの警戒心は強く、50mほどで飛ばれてしまいます。
日が傾いてきたので、最後の1カ所へ。
ラストはいつも小さな群れを見かける小川へ来てみました。
田園地帯の中を流れる小川は、人通りが少なく静かな猟場になっています。
少し先に二羽でまとまっているカルガモが、やはり今日も見えました。
貴重なチャンス、土手の死角を使って慎重に距離を詰めます。
獲物までの距離、約30mでゴムをセット。
マガジンも残弾を確認してライフルに装着。
既に射程圏内ですが、引き続き身を隠しながらギリギリまで接近します。
草まみれになりながらも、ゆっくりと静かに。
レーザー距離計を取り出して測定すると、距離はおよそ21mです。
まだこちらに気づいていないのか、あるいは寒くて動きたくないのか、鴨たちは首を体にうずめて動く様子はありません。
呼吸を整え、リバースレバーを操作して弾を装填します。
発射。命中。
カモは何度かバタバタと羽ばたいたのち動きを止め、また静けさが戻りました。
念のためすぐに2射目を準備します。カルガモは鳥猟では大物の部類で、当たり方が悪いと逃げられることもあるため、気は抜けません。
近づいてみると、何組かいた群れはいなくなっていました。撃ったカモは動く気配がありません。
急いで道具を伸ばして、回収します。
手に取ってみると、1.5kgほどはある立派なオスのカルガモでした。
捕獲は狩猟の一つのゴールではありますが、同時に忙しい時間のスタートでもあります。
まずは下処理、そして解体、料理。
肉の風味は、捕獲後の扱いに左右されるといわれます。
まずは、着弾点と全体の状態を確認します。
ダメージが内臓まで影響している場合や、気温が高い場合には傷みが早く進むことがあるため、状況によっては優先して処理したり、冷却する必要があります。
今回はヘッドに命中し、ボディへのダメージは見当たりませんでした。
気温は5℃で風もあり、夕暮れが近づくにつれて一段と冷え込んできました。
状態も良いので無理に作業を増やさず、帰宅してからゆっくり処理する判断にしました。
速やかに下処理に入り、今回は新聞紙にくるんで1週間ほど熟成させてから精肉にします。
精肉までの工程は大まかには以下の通りです。
下処理・解体の詳細は 「カモ下処理ガイド」にまとめています。
鴨を獲った際には、是非参考にしてみてください。
今回は、ゆっくり時間を確保できたこともあり、状態を見ながらじっくり熟成させることができました。
仕上がりも良好だったので、同じ一羽から5種類のジビエ料理に挑戦してみます。メニューは次の通りです。
今回はフードスペシャリストのNさんに監修いただき、以下のように仕上がりました。ありがとうございました。
※レシピは各記事から確認できます。ぜひ参考にしてみてください。
ガラからは良いダシが出るので、今回はスープにしています。
やや濁った仕上がりとなっていますが、沸騰させないことで透明に煮出すこともできるそうです。
・鴨ガラ出汁の取り方レシピ → (準備中)

本日の主役です。
休ませながら丁寧に火入れすることで、柔らかくきれいに仕上がりました。
ビーツのソースを敷いて、焼きネギを添え、仕上げに焦がしはちみつのソースをかけます。
・鴨胸肉のローストのレシピ → (準備中)

硬くなりやすいモモと手羽は、炊飯器で手軽に低温調理ができます。
最後に皮目を焼きあげてパリッと仕上げています。
・鴨肉のコンフィのレシピ → (準備中)

塩を打っただけのシンプルな焼きでも、非常に美味です。
ビールやワインがあると良いつまみになります。


多めのバターを仕上げに使いましたが、レバーは少量でも十分にコクと旨味が出ます。
トーストに合わせると、朝食がぐっと贅沢になります。
・鴨のレバーペーストのレシピ → (準備中)

今回は、ゴムライフルで獲った鴨を、ガラスープ、ロースト、コンフィ、炭火焼、レバーペーストの5品に仕上げてみました。
一羽を余さず活用することで、これだけのメニューを用意することが出来ました。
下処理や解体の流れは 「鴨下処理ガイド(下処理・解体・保存)」(準備中) にまとめています。今回ご紹介した5品のうち、いくつかはレシピを独立記事として順次まとめる予定です。気になるものからぜひ試してみてください!