錆対策
サビは鉄フレームの大敵
鉄は強度に優れた信頼できる素材です。しかし、錆が発生しやすいという弱点を持ちます。
錆には有害な赤錆と防錆効果を持つ黒錆(黒皮)が存在します。
赤錆は美観を損ねるだけでなく、鉄を侵食し強度を低下させる原因となります。
フレームは、定期的に汚れを拭き取り錆止め用のオイルを塗布しておくと長期保管に効果的です。樹脂を侵さないシリコン系のオイルを推奨しております。
当店では、機関部や機構等の可動部には防錆油「WD-40」を使用しております。
屋外使用で濡れた場合などには必ず水分を拭き取ります。乾燥後には防錆処理をしてください。
エタノールやパーツクリーナーを使用すると塗装が落ちる場合があるため、溶剤類の使用はお避けください。
剥がれた塗装は各種メンテナンスより再塗装が可能です。
ステンレス製フレームは錆が発生し難い素材になりますが、塩水などが付着した際にはしっかりと水洗いし水気を拭き取ってください。
ステンレスフレーム製品でも鉄製部分は錆が発生します。機関部などには防錆油を使用することをお勧め致します。
スコープの調整
当てるために必要なゼロイン
ゼロインと呼ばれるスコープの調整は、スコープのレティクル(十字)を着弾点に合わせる作業です。
ライフルを固定し的の中心を狙い数発撃つことで着弾点を出し、着弾点にレティクルを合わせます。
スコープやマウント付近に大きな負荷や衝撃が加わった時やスコープを取り外した時にはゼロインを再度行い修正します。
気温によって弾道と着弾点は大きく変動します。気温が大きく変わった場合にもゼロインをする事で命中率を維持することが出来ます。
実射ではゼロインを行った距離と弾道を把握し、それより近距離であるか遠距離であるかによって標的の下または上に照準をずらして射撃を行います。
分解整備
性能や安全性の保持には欠かせないメンテナンス
メンテナンスもスリングライフルを運用する上での醍醐味の一つです。
良くメンテナンスされ使い込まれた部品は、各パーツ同士が馴染んで最高のパフォーマンスを発揮することが出来ます。
分解整備では摩擦によって削れた金属粉や紐のくずなどの汚れを取り除いたり、痛んだ部品の交換を行います。
メンテナンスのご依頼も承っております。ご希望の方はこちら
スリングライフルは大きく分けてフレーム・機関部・ストックの3パーツで構成されています。
フレームはレール内にオイルをつけた布などを押し込んで汚れを拭き取ります。
機関部は定期的な注油で長期間性能の持続が可能ですが、射撃回数を重ねるにつれ内部の部品が削れまたはなめり、摩耗が進むと暴発する恐れがあります。
削れ初めると鉄粉によって摩耗が加速する場合もあり、トリガーストロークが短くなったと感じたら取り換え時です。
モデルや使用するゴムにもよりますが、フックとシアーは500~1000発ほどでの交換を推奨しております。
商品ページの各種メンテナンス欄より機関部整備・部品交換を選択してください。
機関部にネジを採用した機種は、定期的に適正な締め付けを行ってください。
カスタマイズ
お好みの仕様に改修を承ります
・マウントレールの増設やバイポッドの取り付け
・ストックのオーダーメイドや塗装の変更
・ストックの長さ変更
・旧型スリングライフルの仕様変更(各種パーツの更新など)
マウントレールやバイポッドなど、様々なアタッチメント周りのカスタマイズは多くのご依頼をいただいております。
ストックは単体でもオーダーメイドを承っております。サムホールストックなど形状の変更、材質の変更、塗装の変更などが可能です。用途に合わせてストックを複数用意するのも良いでしょう。
各種パーツの更新では、ハンドガードを変更したり、より高性能な新型機関部に乗せ換えることが可能な場合がございます。