当店の製品は設計段階から狩猟での使用を想定しております
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狩りに使用するスリングショットライフル(スリングライフル)には、頑丈でトラブルに強い信頼性と、獲物を確実に仕留められる高性能が求められます。
ここでは、スリングライフルの様々な性能についてご紹介します。
狩猟に必要なパワフルさ

威力は、スリングライフルを用いた狩猟で最も重要な性能の一つです。
貫通力だけでは獲物を行動不能にする十分なダメージを与える事はできません。獲物を仕留める為には重要部位を破壊する威力が必要です。
そこで、「ある程度の口径と重さを持つ弾を十分な速度で発射する能力」が重要になります。
貫通力が高くても小さく軽い弾では獲物を確実に仕留めることはできません。
弾自体の重さ・大きさ・弾速によって生まれるパワフルなパンチ力が必要です。
とはいえ、弾が獲物に向かい最初に当たるのは皮革です。
獣は柔軟で強靭な毛皮を、鳥ならば装甲とも言える硬い羽根を持っています。
皮革を貫通する適度な貫通力と、獲物を行動不能にする高い威力が求められるのです。
よく当たり、しっかり仕留める。

高い威力や貫通力があっても、当たらなければ意味がありません。
精度の面は球形弾が最も優れます。しかし、同じ口径でも円柱弾や尖鋭弾に比べ軽く威力が出にくい弾です。
そこで、比重の高い素材を使用することで球形弾の重さを確保する、というコンセプトの下採用されたのがタングステン球形弾です。
・8mmスチール球形弾 約2g
・9mmスチール球形弾 約3g
・9mmタングステン球形弾 約7g
と素材と口径で弾の重さが大きく変わってきます。
9mmタングステン球形弾を採用し他の弾とも使い分ける事で、狩猟対象を広げ様々なシチュエーションに対応することが可能となっています。
もちろん、獲物に近距離まで近づくことが出来れば、より強力な弾を使用して確実に仕留める事ができます。
過酷な運搬とフィールドユースに強い、軽く頑丈なつくり

スリングライフルは溜池や河川などの水辺から深い藪、雑木林まで、さまざまな環境をフィールドとします。
軽量・頑丈で運搬に強いのはもちろんの事、あらゆる環境で確実に作動し続けるためには砂塵・異物への耐性やトラブルへの容易な対処が求められます。
全体的にシンプルで堅実な構造を取り、十分な整備性とトラブルや故障への対応力を確保しています。
フレームの素材には強度を重視しスチール(鉄)またはステンレスを使用しています。20年式スリングライフルは中空構造のパイプフレームとソリッドフレームを組み合わせて小型・軽量ながら頑丈な構造に設計しています。
インナーレール構造は砂塵やゴミなどを隙間に逃がし、弾の加速を邪魔しないようキャッチしつつ適切な保持による高い精度を保ちます。
機関部はあえて公差を大きくとり、砂塵やゴミによるトラブルが起きにくい構造に設計しています。
その他にも性能や信頼性を向上させる為あらゆる小さな工夫を結集しております。